新築の水回りトラブル確認リスト|保証期間内の初動と連絡先

新築の水回りトラブルで保証期間内に確認する順番

新築・築浅の住宅でも、キッチン下のにじみ、便器まわりの水、排水の遅れなどに気づくことがあります。まず優先するのは、原因探しより被害を広げないことです。

水が流れ続けている場合は、取扱説明書で位置と操作を確認できる範囲で、器具の止水栓または住宅の元栓を閉めます。電気機器の近くまで水が広がっているときは、濡れた場所や機器に触れず使用を止めてください

止水後は、症状の写真・発生日時・場所を残し、契約上の住宅会社や販売会社へ連絡します。新築住宅の10年間の責任と設備保証は対象が同じではないため、契約書・保証書・取扱説明書を分けて確認しましょう。

不具合を見つけた直後の確認順

漏水中に収納を外したり、部品を分解したりすると、状態の確認や保証判断が難しくなる場合があります。安全を確保してから、次の順で事実を整理します。

  1. 水を止める:場所が分かる器具の止水栓を閉め、止まらない場合は元栓を確認します。
  2. 状態を記録する:水を拭き取る前に、漏れている場所と周囲を写真や動画に残します。
  3. 書面を確認する:契約書、住宅保証書、設備保証書、取扱説明書をそろえます。
  4. 住宅会社へ連絡する:症状と止水結果を伝え、点検窓口と保証確認の進め方を聞きます。

止水栓や元栓の場所・形は住宅や設備で異なります。見つからない、固くて動かない、近づくのが危険という場合は、無理に操作せず住宅会社の緊急窓口などへ状況を伝えてください。

  • 濡れた床を進み、コンセントや電気機器に触れる
  • 原因を確かめるために配管や機器を分解・改造する
  • 写真を残さずに接続部を締め直し、元の状態を変える

上のような行動は避け、取扱説明書に利用者が行う処置として記載された範囲にとどめます。分解や修理が必要なら、住宅会社や設備の公式窓口に判断を確認しましょう。

新築の水回りトラブルで水を止め、写真と書面を確認して住宅会社へ連絡する流れ
漏水時は止水、記録、書面確認、住宅会社への連絡の順で進めます。

保証期間内に確認したい水回りの不具合リスト

見た目だけでは分からない異変もあります。各設備は、水を使っている最中と止めた後の両方を見て、再発するか、周囲へ広がるかを確認します。

設備気づきやすい異変確認場所・次の行動
キッチン・洗面収納内の湿り、接続部のにじみ使用中と使用後に底板を確認
トイレ便器まわりの水、タンクの連続音床を拭き、再発や止水結果を記録
浴室排水の遅れ、浴室外への水排水後の床・出入口まわりを確認
給湯器エラー表示、異音、接続部の水使用を止め、表示と型番を記録
洗濯機まわり蛇口・ホース接続部のにじみ運転中と終了後に床を確認

小さな湿りでも、同じ場所で繰り返すなら記録して連絡します。便器の結露や使用時の水はねなど、故障以外の水分もあるため、拭き取った後の再発条件を残すと状況を伝えやすくなります。

異変が施工、製品、使い方のどれに由来するかは、症状だけでは決められません。「新築だから施工不良」と断定せず、住宅会社の点検結果と設備の保証条件を確認してください。

新築の10年保証と水回り設備の保証は分けて確認する

国土交通省が案内する新築住宅の10年間の責任は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分が対象です。トイレや水栓、給湯器などの製品すべてが、一律に10年間保証されるという意味ではありません

確認する区分主な対象確認する書面・窓口
新築住宅の法定責任構造耐力・雨水浸入に関わる部分契約書、保険・供託の書類
住宅会社の保証給排水工事など契約で定めた範囲住宅保証書、アフター窓口
設備メーカー保証トイレ、水栓、給湯器などの製品製品保証書、取扱説明書

水漏れの場所や原因によって、施工側と製品側のどちらが確認するかが変わります。最初から窓口を決めつけず、まず住宅会社へ連絡し、施工部分と製品部分の切り分け方を確認するのが現実的です。

延長保証や住宅会社独自の保証に加入している場合も、対象設備と対象外条件は書面が基準です。保証期間内でも、消耗品、取扱説明書に反する使用、利用者による分解などが対象外となることがあります。

保証書・契約書で確認する5項目

「保証期間内か」だけを見ると、連絡後に対象外条件や窓口の違いが分かり、確認がやり直しになることがあります。次の5項目を同じメモに抜き出してください。

水回りの保証書面で見る項目
  • 期間:引き渡し日・購入日・設置日のどれを起点にするか
  • 対象範囲:住宅工事、配管、機器本体のどこまで含むか
  • 対象外条件:消耗品、維持管理、凍結、分解などの扱い
  • 連絡窓口:住宅会社、販売店、設備メーカーの受付先
  • 対応記録:過去の点検日、補修内容、担当窓口、受付番号
保証書と契約書で期間、対象範囲、対象外条件、連絡窓口、対応記録を確認する図
保証は期間だけでなく、対象範囲・対象外条件・窓口・対応記録も確認します。

保証書が見つからなくても、自己判断で対象外と決める必要はありません。引き渡し書類、住宅会社の会員ページ、製品型番から確認できる取扱説明書を探し、契約窓口へ問い合わせます。

施工会社へ連絡するときに残す記録

連絡では「水漏れしています」だけでなく、場所と発生条件を具体的に伝えます。原因を推測するより、住宅会社が同じ状態を確認しやすい情報をそろえることが大切です。

  • 発生場所と、最初に気づいた日時
  • 使用中・使用後・未使用時のどの場面で出るか
  • 水の量、色、におい、異音、エラー表示
  • 止水栓や元栓を閉めた結果
  • 設備のメーカー名・型番と保証書の有無
  • 電話・メールの日時、担当窓口、案内された内容

点検や補修を受けた後も、作業内容と再発の有無を残します。同じ場所で再発したときに、前回の対応との関係を確認しやすくなるためです。

契約書を確認しても住宅会社との話が進まない場合は、住まいるダイヤルや地域の消費生活センターなど、中立的な窓口へ相談できます。契約書、保証書、写真、やり取りの記録を手元に置いて相談しましょう。

保証期間内の異変は止水・記録・書面確認の順で動く

新築・築浅でも、水回りににじみ、異音、排水不良などが現れることはあります。漏水中は安全確保と止水を優先し、分解せずに状態を記録してください。

保証は「何年あるか」だけでなく、「何が対象で、誰へ連絡するか」まで確認します。住宅会社へ早めに事実を共有し、契約書・住宅保証書・設備保証書に沿って次の対応を決めましょう。