トイレが詰まってラバーカップを試したのに、まったく効果がない。
こんな経験をした方も多いのではないでしょうか。実はラバーカップは万能ではなく、詰まりの種類によっては逆効果になることもあります。
この記事では、ラバーカップが効かない原因を紙と異物に分けて解説し、それぞれに適した確実な対処法をお伝えします。
もくじ
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なぜラバーカップが効かないのか?詰まりの種類を見極める
ラバーカップで解消できる詰まりは、実は限られています。
一般的に効果があるのは、トイレットペーパーや排泄物など、水に溶けやすい柔らかいものが便器のトラップ付近で詰まっているケースです。水圧や負圧で詰まりを動かし、流れを回復させることができます。
一方、以下のような詰まりには効果が出にくく、むしろ悪化させる恐れがあります。
- 大量の紙が固く締まっている
- 生理用品・おしり拭き・おもちゃなどの固形異物
- 配管の奥深くで詰まっている
- 配管の老朽化や勾配不良が原因
水位がまったく変化しない場合や、何度試しても改善しない場合は、ラバーカップでは解決できない詰まりである可能性が高いと判断できます。
紙詰まりが疑われる場合の対処法
トイレットペーパーを大量に流した、節水型トイレで水量が少ないといった場合は、紙詰まりの可能性があります。
正しいラバーカップの使い方
まず基本の使い方を確認しましょう。
- 便器内の水量を調整する(ラバーカップのゴム部分が浸かる程度)
- ゆっくり押し付けてから、勢いよく引く
- 押すよりも引く動作を重視する
- 10〜15回繰り返す
それでも効果がない場合は、次の補助手段を試してみてください。
ぬるま湯と中性洗剤の併用
紙が硬く固まっている場合、40〜50℃程度のぬるま湯を便器に注ぎ、中性洗剤(食器用洗剤など)を少量加えてから30分〜1時間放置します。
紙が柔らかくなったところで、再度ラバーカップを試すと効果が出やすくなります。
ただし熱湯は便器の破損リスクがあるため絶対に使わないでください。
異物詰まりが疑われる場合の対処法
「流せる」と表示されたおしり拭きや掃除シート、誤って落としたもの、お子さんがおもちゃを流してしまった場合などは、異物詰まりに該当します。
見える位置にある場合
便器内の見える位置に異物がある場合は、ゴム手袋をして直接取り出すのが最も確実です。
ラバーカップを使うと異物を奥に押し込んでしまい、状況が悪化する恐れがあります。
見えない位置にある場合
便器の奥や配管内に入り込んでしまった異物は、家庭での対処は困難です。
生理用品やおしり拭きなどは水に溶けないため、専門のワイヤー器具(オーガー)や便器の脱着が必要になることがほとんどです。
無理に自力で解決しようとせず、早めに業者へ依頼することをおすすめします。
業者依頼を判断すべきタイミング
以下のいずれかに当てはまる場合は、業者対応が必要です。
- ラバーカップを繰り返しても水位が変わらない
- 水が溢れそう、またはすでに溢れている
- 異物を流したことが確実
- 複数の排水口(洗面所・浴室など)で同時に流れが悪い
特に最後のケースは、屋外の排水管や本管の詰まりが疑われるため、早急な専門対応が必要です。
作業内容と費用の目安
原因によって作業内容は大きく異なります。
| 詰まりの種類 | 主な作業内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 紙詰まり(軽度) | ラバーカップ・オーガー | 30分〜1時間 |
| 異物詰まり | オーガー・便器脱着 | 1〜2時間以上 |
| 配管の深部・本管 | 高圧洗浄・カメラ調査 | 2時間以上 |
費用は基本料金と作業費を合わせた形が一般的で、作業内容が複雑になるほど高額になります。極端に安い広告には注意が必要です。
賃貸住宅での負担区分
賃貸の場合、原因によって費用負担が変わります。
- 入居者が異物を流した → 入居者負担
- 配管の老朽化や設備不良 → オーナー負担
業者を呼ぶ前に、必ず管理会社や大家さんに連絡して確認しましょう。
まとめ:詰まりの原因を見極めて適切な対応を
ラバーカップが効かない詰まりには、必ず理由があります。
紙詰まりなら補助手段を併用し、異物詰まりなら無理をせず業者へ依頼する。この判断が、被害の拡大を防ぎます。
何度試しても水位が変わらない、異物を流した心当たりがある、という場合は早めにプロへ相談することが確実な解決への近道です。
